図工について考え、これから勉強していこうと思っている小学校教師の日記


by hita61
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 長野県千曲市立戸倉上山田中学校に行った。10月10日(日)に7年目になるアートプロジェクト「とがび」があるためだ。埼玉県の小学1年生のザリガニの絵を300枚展示して「ザリガニをハウス」をつくる手伝いをした。
 低学年でよくザリガニの絵は描かれるが、教室全体に絵を展示することは初めてだった。ザリガニの絵ばかり集めて見るのも楽しかったし、教室を川と見立てて展示するのも楽しかった。
 空き教室があれば、その教室を池や川と見立てて、子どもたち一緒にとザリガニの絵を展示するのもとても楽しそうだと思った。図工の鑑賞活動でもあるし、ザリガニのすむ環境を設定していけば生活科にもなると思った。
 また、絵が描かれた時の写真もあった。机や椅子は教室外に出され、教室内をザリガニつりをした池に見立てて、子どもたちが思い思いの場所で絵を描いていた写真だった。こういう工夫が意欲を高めていくのだと思った。
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# by hita61 | 2010-10-12 18:17 | 他の場所
 茅ヶ崎市立茅ヶ崎小学校に行った。6月10日にも旅するムサビで茅ヶ崎小学校に行っている。その時は、ムサビの学生が制作した作品をムサビ生がファシリテーターとなり、6年生児童が鑑賞する活動だった。
 大学生と6年生児童は、夏から秋にかけて共通のテーマ「楽園」でそれぞれ作品を制作した。そして、今回は、その作品を学校内の自分たちが選んだ場所に展示し、学校を楽園にしようという企画だ。

 授業の計画された流れは次のようである。
対象は、6年生で2時間扱い。1.2校時(1・2組)、3・4校時(3・4組)。
1 学生が制作した作品の鑑賞
2 1グループ6〜8人程度に学生1名がサポートとして入り、学校内から自分たちの作品の展示場所を探す。
3 作品がよりよく見えるように工夫して展示する。
5 グループごとに「○○美術館」「○○な楽園」等のタイトルをつける。
6 学校の地図に自分たちの展示場所を記す。
7 友達の展示場所を巡る。

 1・2校時は、どこでどんなことをしているのかと学校全体を見て回った。一番はじめに思ったことは、とにかく子どもたちが生き生きとしていて楽しそうだということだった。
 3・4校時は、一つのグループを決め、どのように活動を展開していくかとずっと見ていた。担任から授業の流れを聞いた後、グループで話すこともなくすぐに歩き出したときには、どうするの?と少し驚いた。しかし、そこを、学生が一人ずつ何を描いたの見せ合うことを提案し、どこに飾りたいか聞き出し、展示場所を相談するようにもっていったので安心した。

 児童の展示活動の様子を見ていておもしろかったのは、
1 自分の作品がよりよく見えるところを探し、何度も配置換えをしたり、近くから見たり遠くから見たりしていたこと。とにかくこだわりをもって展示している児童が多かったこと。 
2 自分の作品とまわりの環境との関係性を考えていたこと。
3 作品の中に、環境を取り入れて新たな作品にしていたこと。
だった。

 児童の様子から、授業終了後もきっと、自分の作品を見るために、また、自分の作品に対する他の人の反応を見るために展示場所へ何度も足を運ぶだろうと予想できる。そして、自分でこだわりをもって展示することで作品に対する愛着も倍増すると感じた。さらに、展示場所や展示方法を工夫することで作品が数段よく見えた。1枚で見た時は、「う〜ん・・・。」と思ってしまった作品も、制作者がこだわりをもった場所で展示することでぐっとよくなるからおもしろい。

 授業終了後の反省会で、学生が
1 授業だから何かを学ばせなければいけない。学ばせることができたのか。
2 子どもから意見がでなかったとき、「じゃあ、こうすれば。」と言ってしまったが、それは、子どもの思いを引き出すのではなく、自分の考えを押しつけてしまったのではないか。
3 展示の仕方にもっとこだわりをもたせたかった。展示は、ていねいに、まっすぐになど展示にこだわらせることに美大生がサポートする意味があったのではないか。
等、言っていた。学生の口からこんな言葉が出てくることがすごいと思った。

 教師という立場で、導入・展開・終末と細かく見ていくといろいろと考えるところがあった。しかし、それは、やってみて感じたり、分かったことである。
 この企画は、子どもたちの生き生きと学ぶ姿がみられる。だから、今後、またどのように展開されていくのかとても楽しみだ。

↓学生が自分の作品について話しているところ。
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↓池に絵を浮かべて展示しようとしているところ。
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↓飼育小屋の裏でじょうろを発見。自分の作品にでてくる川の水をじょうろから流れてくるようにしようかどうかと考えているところ。
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↓池からいるかが飛び出しているようにしたいとこの場所に配置。一緒にいた友達が、葉っぱがわかめに見えると言ったことでさらにイメージが広がったようだった。2枚目の写真は、制作者がとったもの。
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↓自分の作品と色があっているとの理由でこの場所を選んでいた。2枚目の写真は、制作者がとったもの。花を手前にもってきて大きく写すことで制作したオルゴールをイメージした作品がより引き立つようにしたとのことだった。
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# by hita61 | 2010-10-08 21:20 | 小学校
 埼玉県立近代美術館のMOMASの扉に参加した。今回の「み〜っけ!」は、幼児向け美術館デビュープログラムで「おかなしならくがき」が行われた。これは、美術館の建物(曲面ガラス・外ドッキング・グリット天井など)の鑑賞を楽しんだ後、野外で「紐」を使って線を引くプログラムである。
 活動の説明を受けているときに、「紐でなんからくがきはできないよ。」と言っていた6歳児が、活動が進んでいくうちに「あっ、絵ができた!」と言いながら楽しんでいたのが印象的だった。

 できあがった紐で描かれたもので、線をたどって遊んだ。上から見て、見立て遊びもした。小さい子どもにとって大きな実物よりも、全体を写真に撮ったものの方が、全体が把握しやすく、見立てがしやすいのではないかと感じた。
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# by hita61 | 2010-10-04 01:04 | 埼玉県立近代美術館
 埼玉県立近代美術館のこだわり工房「風景をキャッチ!」に参加した。これは、9/25から始まった企画展「アンドリュー・ワイエス展」にあわせ、テンペラ絵の具作り体験する企画だ。また、作ったテンペラ絵でドライブラッシュの技法等も取り入れて、色の重なりを楽しみながら絵を描いた。

 以前から、テンペラ絵の具の作り方は聞いてはいたが、イメージがわかなかった。でも、今回実際に見て、作ることにより、どんなものかわかった。やはり、百聞は一見にしかずだった。
 小学1年生から4年生までの11名が参加した。子どもたちは、想像していた以上に興味を示し、絵の具作りを楽しんでいた。自分の物は自分で作る、作る色数に制限はないということが子どもにとってうれしいのだと思った。

 私にとって、顔料、水、卵、酢という身近な材料で絵の具が作れることが魅力的だった。顔料の中には、気を付けなければいけないものもあるが、安全に絵の具が作れることもうれしい。
 子どもたちの活動の様子や反応から学校でもやってみたいと思った。学校でやったらかなりの盛り上がりをみせるであろうことが想像できた。でも、興味関心を持たせることはできても、テンペラ絵の具を使う必要性が今の私には思い浮かばない。だから、授業としてはできないと思った。

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# by hita61 | 2010-10-03 11:19 | 埼玉県立近代美術館
 今日は、埼玉県立近代美術館のMOMASの扉、「美術館の作品をプレゼント」に参加した。これは、くじでペアを作り、その相手にぴったりあった作品を見つけてていくプログラムである。大まかな流れは、次のようである。
1 ペアで自己紹介や質問をしながら、相手のことを知る。
2 展示室で相手にぴったりの作品を選ぶ。
3 グループみんなで集まり選んだ作品を紹介していく。
4 相手にメッセージカードを書いてプレゼントする。

 私は、4年生1名、3年生2名、1年生1名の男児グループを担当した。子どもたちの様子を見ていると、まず、自分自身が作品鑑賞を楽しみ、その後、相手の子に合う作品を選びだしていた。
 1度目は、自分で鑑賞し、2度目は、選んでもらった作品を鑑賞する2度の鑑賞が行われていた。活動をしていく中で、子どもたちがどんどん仲良くなっていくことがよくわかった。また、それぞれの学年なりに相手のことを考えて、なぜその作品を選んだのか伝え合えたことがとてもいいと思った。選んでもらった子が、選んだ理由を聞いているときが一番うれしそうで、いい顔をしていた。やはり、自分のために何かしてもらうというのはうれしいものだ。
 子どもたちが、とても楽しんでいたことがよく分かった。
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# by hita61 | 2010-09-11 22:57 | 埼玉県立近代美術館
 愛媛県松山市立高浜小学校の校庭では、こいのぼりが泳いでいた。どうしてこの時期ににこいのぼりなのだろう?と思って聞いてみた。そうしたら、全員が休まず登校したときにこいのぼりがあがるとのことだった。すごくいいなと思った。
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# by hita61 | 2010-09-11 22:08
 木村先生は、松山市の図工主任会の会長もされている。今日も、市教委の各学校のポストに、美術展の題材例やその資料、審査基準や基本方針等を記載したものを入れてきたとのことだった。
 木村先生は、そうやって市全体の図工の力の向上のために努められていた。学校では、学級担任をされているが、空き時間等を利用するなど時間を見つけて、他の学年の図工の授業もされているとのことだった。
 東京都町田市立町田第四小学校の岡田先生も、やはり空き時間を利用するなど時間を見つけて、出ていない学年の授業をされていた。

 私が授業見学をさせていただいている先生方すべて、担当している学級だけでなく学校全体の図工の力の向上に努められていた。そして、みなさん、必ず、言うよりもやって見せていた。そうやって、図工を広め、理解を図っていくのだと思った。

 私は、絵の見方の研修が一番必要だと思っていた。それは、今も変わらない。そして、今回、更に必要だと思うものができた。
 それは、審査の基本方針をより具体的に、より明確にして全学校の全職員に提示することだ。確かに、県からは、趣旨や題材例等が記載されている要項が各校に配布されている。でも、視覚に訴えた方がよりわかりやすくて、伝わりやすいと思った。
 だから、「子どもの絵の見方」(東洋館出版社)や「1億人の図工・美術」(カシヨ出版)や「よくわかる図画工作科学習指導要領ビジュアル解説 授業への生かし方」(開隆堂)に記載されているように、作品と文字を組み合わせた資料があれば、より分かりやすくなると思った。そして、その作品の選出理由を4つの観点別評価に照らし合わせて解説して示すことで、より理解が図れるのではないかと思った。
 全員の先生が美術展を見に行っている訳ではないけれど、ほとんどの小学校の先生は図工を教えている。そして、先生たちが一番題材設定について考える時の一つに、美術展前が考えられる。だから、美術展の要項とともに、絵と文字が入った解説や審査基準を示すことは、担任としてもとてもありがたいし、それは、結果的に子どもにかえっていくことになるのではないかと思う。


↓教室からの景色
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# by hita61 | 2010-09-10 00:12 | 小学校
 午後7時頃、松山空港に着いた。四国に来たのは、愛媛県松山市立高浜小学校の木村早苗先生の授業見学をさせていただくためだ。木村先生は、小学校学習指導要領解説図画工作編作成協力者になっている先生だ。
 木村先生と夕食をご一緒させていただいた。お話をさせていただいている中で、私にとってまた新しい発見があり、勉強になった。

1 子どもの世界を見つめる展
 これは、今年度から始めた取組で、「子どもが日常に描いた絵」の展覧会だそうだ。私は、今まで「子どもが日常に描いた絵」の展覧会は、見たことも聞いたこともなかったし、とても魅力的に感じた。
 これは、らくがきちょうのような薄めの紙のスケッチブックに日頃から子どもたちが描きためていたものを、色画用紙の台紙をつけ、題名、作者のコメントを添えて展示したとのことだった。子どもたちが日常的に描いているマンガ、イラスト、スケッチ、落書きなど、子どもたちの絵を描く行為の中に、子どもが表現することの意味や価値を見いだしたいと考え始めたとのことだった。

2 スケッチブックから
 9月7日(火)に実際に、「子どもの世界を見つめる展」に出品した作品を見せていただいた。色鉛筆、クレヨン、カラーペン等を使って描かれていた。子どものこだわり、興味を持っているものがとてもよく分かったし、描きながら発想が広がっていったことが想像できた。どれも「子どもが本当に描きたいものを描いている」と感じる絵だった。
 スケッチブックそのものも見せていただいた。スケッチブックの展示もしたそうだ。ある子は、何枚も何枚も乗り物が描かれていた。そのスケッチブックから、絵の連続性、その子のこだわり、価値観等も見えてきた。
 ちょっと薄めの紙のスケッチブックだということで、子どもは構えることなくどんどん思いを描いていきやすいのではないかと感じた。また、1冊にまとめられているので、子ども自身が自分の活動を振り返りやすいのだと感じた。

3 絵をかくということ
 木村先生の話の中に、朝読書等好きな本はどんどん読むことはとてもよい勉強だと認められているが、子どもたちが自由帳などに好きな絵をどんどん描いていることは勉強だと認識されていないのではないかという話があった。本当にその通りだと思った。私も、休み時間に自由帳に絵を描いて楽しんでいる子がいたけれど、それが勉強になるという考えはなかった。

 低学年ほど、イメージで考える。だから、絵を描くことで考えているのではないか。そして、絵で考えてから活字がでてくるのではないか。文字の勉強を先にやっても、文字からイメージを浮かべることは難しい。だから、低学年ほど自由に絵を描くことをたくさん経験させたいという話がとても印象的だった。

 そして、見ないで描ける子の方が自由に描ける。見ないで描ける子は、見ても描ける。しかし、見ないと描けない子は、見ないでかくことは難しい。という話も印象的だった。
 これは、見ないで描ける子というのは、自分の思いがあり、発想が鍛えられているということなのかなと思った。そして、木村先生は、見ないで描ける子を育てたいと話してくださった。
 低学年では、描きたい衝動にあわせてどんどん描かせる。そういう経験を積んでいれば、中学年で、空想で描けるようになる。そして、中学年で、空想の絵を描く経験をたくさん積んでいれば、高学年でも、空想の絵が描けるようになるのではないかと話してくださった。そして、高学年で見ないで描ける子は、絵を書き慣れた子なのではないかとも話してくださった。
 どの学年も非常に大切なのだが、特に中学年で、いろいろな表現方法をしり、自分の思いに合わせて表現方法を選ぶ経験をいかにするかがその後の活動に大きく影響するのだと感じた.


富士山(たぶん富士山、きっと富士山)が見えたことがうれしかった↓
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もうすぐ着くよ↓
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坊ちゃん列車(平日だからかな、1両しかない・・・。)↓
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# by hita61 | 2010-09-07 23:06 | 小学校
 今日は、埼玉県立近代美術館のMOMASの扉プログラム「アート★ビンゴ」に参加した。
これは、美術館を気軽に楽しむ鑑賞活動として行われるセルフプログラムで、クイズを用いて友達同士や親子で美術館を楽しむことを目的としている。事前申し込みの必要はなく、その場で気軽に参加できるところがいいと思った。

 今回のクイズは、野外彫刻の重さ、版画作品に描かれている生物が言っていることを考える、タペストリーに描かれているものは何か想像する、お気に入りの椅子の絵を描いてくる等があった。

 私は、受付を担当した。受付では、説明や問題用紙等の配布をする他、クイズを終えて戻ってきた参加者の答え合わせをした。
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答え合わせは、どうしてそう思ったのか、椅子に座った感想等、参加者と会話しながら進めていった。親子で違う吹き出しを書いてきて、「ぼくは、〜なんだけど、お母さんは〜なんだよ。」と楽しそうに話してくれる子もいた。吹き出しは、魚の台詞を考えるものだった。1年生の子が考えた台詞の中に「国産だよ。」があった。きっと家の人とよく一緒に食料品売り場に行っているのだろうと思い、そのことについてその子とも保護者とも話した。生活と結びついているところがおもしろいと思った。
 また、就学前の子がものの形をたとえる時、動物をよく使うと思った。
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# by hita61 | 2010-09-04 23:35 | 埼玉県立近代美術館
 研修に出てから思うのは、図工は大切だということだ。自分の指導方法のまずかった点も見えてきたし、図工が担う役割も、図工の必要性も見えてきた。しかし、そのことを人に話すとき教科の特質から話したのでは説得力が足りないと感じる。
 国語や算数は、大切って言わなくても、大切なのが当たり前になっているし、存在意義を問われることはない。でも、図工の場合は、どうして必要なのか、なぜ大切なのかの存在意義を問われることがある。だから、図工の大切さを唱える時、説得力を出すためには、もっと大きな視点から唱えていく必要性を感じる。これから先、60年、70年と生きていく子どもたちにどんな教育が必要なのだろう。図工・美術の必要性を訴える時、まずは、ここから、考え直す必要があると感じた。
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# by hita61 | 2010-09-02 10:17