図工について考え、これから勉強していこうと思っている小学校教師の日記


by hita61
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
 児童それぞれの活動が始まってからしばらく、少し不安そうな表情と動きをしていた子を見ていた。
 その子は、周りを見回し、周りの子が活動に入り出してから、自分の活動に入っていった。長尾先生に教えていただいた通りに、椅子を使って板を切ろうとした。しかし、選んだ板が長かったこと、10cmくらいの幅あったこともあり、うまくバランスがとれなかった。そこで、その子は、木工バイスを使うことにした。
 木工バイスを使って板を切り終えた後、今度は、椅子を使って5cm幅ほどの板を選んで切った。全部で、3つの長方形の木を切り取った後、L字型など他の形に挑戦していった。
 L字型に切ることは、大人から見ればとても簡単なことだけれど、子どもにとっては難しいことだった。
 どの向きに木を置けばよいのか、どこから切り始めればよいのか、自分はどの位置に立ち、のこぎりの刃をどのように板にあてればよいのかなど、板を動かしながら悩んでいるように見えた。そして、試しながら、今まで使っていた大きなのこぎりでは使いづらいと判断したようで、ミニのこぎりに持ち替えた。やや時間はかかったが、L字型を切り取ることができた。
 このような、子どもが自分で考える場面がとても大切なのだと思う。「いろいろな形に切る」という投げかけによって、表したい形が生まれ、創造的な技能を働かせることができるのだと思った。そして、その投げかけの時、すぐには切れないちょっと難しいV字型などを提示することで、四角や三角だけではない、いろいろな形のイメージがふくらむのだと感じた。

 活動が進むにつれ、子どもたちがいろいろな形を切ることを楽しんでいる様子が伝わってきた。また、のこぎりの使い方にも変化がでてきた。のこぎりの刃を真上からまっすぐに見て切るという基本的な使い方だけでは、自分の表したい形にすることに対応しきれなくなった子もでてきた。自分ものこぎりも斜めになりながら、自分の表したい形ができるように、また、自分の切りやすい切り方を見付けられるように試行錯誤する様子も見られた。

 ずっと前、ある先生が、「小学生が、ドライバーを杭のようにして上から金槌で叩いているのを見た時、愕然とした。」ということをおしゃっていた。このことについて、三澤先生に話した時、「ドライバーの本来の使い方を知っていてやっているのと、知らないでやっているのとでは大きな意味の違いがある。ドライバーの使い方を知っていて、なおかつ、本当にそのように使うことが必要であると思って使っていたのならば、用具を工夫して使ったことになるのではないか。」とおっしゃっていたことを思い出した。

 堅さ、厚さ、幅の違ういろいろな木材を用意することで、子どもなりに、正しい用具の使い方をしながらも、自分なりにより使いやすくなるように工夫する場面が生まれてくるのだろうと思った。
[PR]
# by hita61 | 2010-07-21 23:25 | 小学校
 7/7(水)に戸田市立芦原小学校の長尾宏一教諭の授業を見学させていただいた。長尾先生は、児童造形教育研究会の会長をされている先生だ。その他にも、定期的に「図工・美術勉強会」を開催したり、教科書作成に携わったりしている先生である。
 3・4校時、第4学年 題材名「ギコギコ、コロコロ、たのしいなかま」を見学させていただいた。子どもたちが初めてのこぎりと出会う題材である。題材の目標は、いろいろな木を、いろいろな形に切ることを楽しむことと、のこぎりの扱いに慣れることであった。
 造形遊び、絵画の題材は見たことがあったが、立体に表す活動の学習を見るのは初めてであった。
 今回見学させていただいたのは、お願いをして第一次。長尾先生がどのように子どもたちに投げかけ、どのような導入をされるのか大変興味深かった。

f0236373_21555562.jpg

 長尾先生が導入で押さえたことは下記の通りである。
 始めに、「木のコレクションをしよう」と提案された。それは、子どもたちが多くの種類の木を色々な形に切ることに興味・関心・意欲を持たせるため。その結果、木を切ることが楽しくなる。のこぎりの扱いに慣れる。色々な形ができると、組み合わせて立体にするときの発想を広げることにつながる。という意図があるとのことだった。
 「大きな木のままだとみんなが持ってきた袋に入らないから、袋に入るように小さく切っていこう。いろいろな種類の木を切ればコレクションできるね。でも、1種類でもコレクションはできます。それは、どうしてでしょう。そうですね。いろいろな形に切ればいいのですね。だから、いろいろな木で、いろいろな形やいろいろな大きさに切って、みんなの袋にサンタさんの袋みたいにつめこんでいきましょう。」と話されていた。そして、ホワイトボードを使いながら、今日の勉強で大切なことは何かを確認されていた。
 また、導入は短い方がよいが、のこぎりを初めて使うので、あえて時間とられていた。それは、安全面を含めて子どもたちがいろいろな道具の扱いをしっかりと知っておく必要があるからとのことだった。子どもたちには、今日の勉強で大切なことを確認してから、「そのために、切り方やのこぎりのことなどを説明しますが、ちょっと時間がかかります。でも、そのことを知らないとけがをしたり、うまく切れなかったりするので、しっかり聞きましょう。」と話されていた。
 子どもたちは、木やこのぎりの使い方だけでなく、木工バイスやCクランプなどの扱い方も興味深く大変よく聞いていた。

 道具の使い方、しまい方の説明について
① 箱に入っているのこぎりの向き、番号が書いてある理由を考えさせる。しまい方、両刃のこぎりにカバーがついている理由。
② ミニのこぎりは、刃が小さいから切りやすいが、時間はかかる。刃が大きいのこぎりの方が威力はある。
③ 「こんな形ができるかな?」と、L字型やリボン型などの図を提示して考えさせる。
④ 図工室の椅子の形の特徴の意味を考えさせながら使い方を押さえる。
 横の一面だけ板が張ってある理由、木材が引っかかるようにできているから、横にして使うとき座る面を自分に向けること。
⑤ 木の節を切るのは、力がいる。節を模様にして使うのもおもしろい。
⑥ のこぎりを使って切るときは、木の上に足を乗せ体重をかける。親指は椅子も押さえ、後の指は木を押さえる。手を置くことで安定させることができる。
⑦ 縦引き、横引きの刃の使い方の違い。で縦引きを使うのは難しいから、横引きを使って縦も横も切ってよいけれども、縦引きは、木目に沿って切るときに使うことは知っていてね。f0236373_2156128.jpg
⑧ 実演しながら、のこぎりで切るときは、最初は、こちょこちょとくすぐってあげる。切れ目ができたら、ギコギコする。
⑨ のこぎりを真上から見ながらまっすぐに切るようにする。
⑩ 真っ直ぐにのこぎりを引かないとどうなるか、やって見せて考えさせる。
⑪ 刃の取り替えができるのこぎりのボタンを触らないようにすること。
⑫ 切り終える間近の、のこぎりの角度や動かす速度の変化に注目させ、どうしてか考えさせる。
⑬ V字型の木ぎれを提示し、「どうやって切ったのか考えて見てね。」と切り方を教えずに考えさせるようにしていた。
⑭ L字型の木ぎれはどうやって切ったのか、考えさせて、やってみせる。長いもとの木から切り離す前に、L字の上の小さい長方形から切っていくことを押さえる。f0236373_21534814.jpg
⑮ 木工バイスの使い方としまい方。机の端に取り付ける理由。木工バイスを使うと両手を使って切ることができること。
⑯ Cクランプの使い方の使い方としまい方。木材にCクランプの後がつかないように、薄いベニヤ板などを挟ませるとよいこと。
⑰ ペットボトルに、おがくずの色ごとに漏斗でおがくずを入れておく。色ごとに分けてとっておくと、飾りにも使うことができるのことだった。
⑱ 紙やすりの使い方。木に巻き付けると使いやすくなること。細かいところは、鉛筆に巻いたり、やすりを折ったりして使うと良いこと。
⑲ 道具を運ぶ時の安全指導と役割分担。

 長尾先生の授業は、めあてが明確で、何を学ぶのかとてもわかりやすく、「あ〜、こうすればいいんだ。」と見ていて気持ちがよかった。また、児童が持ってきた袋の記名の確認、袋のしばり方など小学校ならではのきめ細かい指導であった。
 長尾先生は、いろいろな種類の木材を用意されていた。周りをバーナーで焼いてある木について、バーナーで焼いている理由やどんなところで使われている木か話したり、木目や、色、におい、かたさについて子どもが興味を持つように話されていた。そして、子どもたちが、いろいろな種類の木をいろいろな形に切ることに関心を持つようにされていた。
 さらに、変わった形の木の切り方や、最後にのこぎりたてて使う理由などは、答えを教えずに「考えてみて。」と投げかけて終わっていた。長尾先生の導入は、安全に関しての指導は徹底し、教えるべきことはしっかり教えた上で「どうしてかな?」「なんでかな?」と問いかけるようになっていた。
 のこぎりで木を切る活動は、必ず扱われる題材である。でも、
1 多くの種類の中から自分で木を選択すること
2 木の感触、におい、色、かたさの違いを感じ取れるようにすること
3 いろいろな種類の木を切ってみること
4 どうしてかな?どうやるのかな?と考えること
この部分が、現場の授業で抜けていることが多いのではないかと思った。そして、抜けていることが多いと思われるこの部分が、とても大切なのだと感じた。
[PR]
# by hita61 | 2010-07-19 23:47 | 小学校
 渋谷区立広尾小学校の帰りに、東京都写真美術館で開催されている「世界報道写真展2010」に行った。
 学び研の時に、「子どもの絵を外から見ているのではなく、絵の中に入ってみればいい」という言葉をいただいた。その後、その先生から、作品に入る、ということの体験として、世界報道写真展を紹介していただいたからだ。そうやって、私のことを気にかけていただけるということは、本当にありがたい。

 報道写真を見るのは初めてだった。きれいな写真もあったけれど、こわい写真がたくさんあった。写真が意味するものがわからないものもあった。だから、世の中に起きていることを何も知らないことが恥ずかしいとも思った。

 「作品に入る」というのはこの感覚かなと思える写真があった。それは、つるされた羊を見ている生きている羊の写真。

羊の写真を見た感覚について
 私が一番初めに感じたのは、生きている羊の気持ちだった。羊の顔は映っていなかったけれど、次は自分の番だとすごい恐怖を感じているのではないか、そう思うとこんなにも怖いことはないと思った。とにかく、写真を見て、生きている羊の気持ちを考えずにはいられなかった。そして、怖いと思った。なぜ、あの場面を羊に見せたのか、あの羊が聞いたであろう声、嗅いだであろうにおい、つるされた羊は生きている羊にとってどんな存在だったのかとか・・・。でも、そうやって殺された動物を私たちは食べ、かたやその光景をみてかわいそうと思い・・・。

 羊の写真を見た時のことを書きながら、言葉で表現しきれない気持ちを、図工で表現することで整理していく、そして図工で表現することでまた言葉が生まれてくる、という意味が急に何となく分かったような気がした。
[PR]
# by hita61 | 2010-07-17 23:03 | 他の場所
 午後は、鈴木先生が、東京都図画工作研究会城南ブロック研究会が開催される渋谷区立広尾小学校に行かれるとのことだったので、ご一緒させていただいた。
 12月に開催される東京都図画工作研究会城南大会に向けて研究を進めているとのことだった。

研究授業は、1年 題材名「なにができるかな〜?ふわふわかみで」
      6年 題材名「白いかたち」

 1年生の題材は、うすば紙を使って、自分の思い付いた活動を楽しむものだった。
 6年生の題材は、薄いケント紙を様々な形に変形させ自分の気に入った形を見付ける。その見付けた形をたくさん作り、組み合わせたり、並べたりしながら自分の気に入った「しろいかたち」を構成していく活動であった。本時は、気に入った形を組み合わせたり、並べたりしながら自分の気に入った「しろいかたち」を構成する活動であった。

 私は、特に1年生の活動を見せていただいた。
 うすば紙は、デパートで洋服を買ったときに、包んでくれるうすくてやわらかい紙だ。全判の大きさのうすば紙を1000枚くらい用意していたとのことだった。
 私は、そのうすば紙がとても気に入った。なぜならば、やらわかくて、簡単に形が変えられて、しかも、変形させたときに破れにくく、扱いやすい。また、触れたときの感触もよく、軽いのでセロハンテープで簡単にとめることができるからだ。
 新聞紙を使った同じような題材は見たことはある。新聞紙は、新聞紙のよさがあるが、私は、このうすば紙の白い世界、1年生でも扱いやすい素材によって、よりイメージや活動が広がるのではないかと思った。
 児童は、体に巻き付け服を作ったり、色から雪山をイメージしたり、大きな紙を生かして迷路を作ったり、素材とのふれあい楽しんでいた。
 始めは、不安げに周りの様子を見ていた子が、イメージが湧いて、活動に没頭する中で、だんだん自信をもっていったことが分かった。それは、表情、友達との会話から感じ取ることができた。一人での活動が、2人になり、3人になり、4人になっていた。その中で、「〜したらどうかな。」「〜してもいいかな?」「これは、〜だから〜して。」「あっ、いいね。〜しよう。」と他の子も仲間に加わることで、意見を出し合い、変わっていくことがわかった。これが、集団の力なのだと感じるとともに、集団生活である学校で行う価値の一つでもあるのだと感じた。
f0236373_2343679.jpgf0236373_2343199.jpg
[PR]
# by hita61 | 2010-07-16 23:06 | 小学校
 授業終了後も、貴重な時間をさいてお話をしてくださった。f0236373_109107.jpgf0236373_109652.jpgf0236373_1085956.jpgf0236373_109462.jpgf0236373_109152.jpg 図工室は、色々な材料や用具が豊富にあり、必要に応じて子どもたちがすぐに使えるように整備されていた。一番驚いたのは、アクリル絵の具の色が、100色は超えているということ。ずっとやっていくうちに、作った色だけでなく、色が混ざり100色を超えたとのことだった。使っていないときは、プラスチックのケースにしまわれていた。
 その他にも、9Bの鉛筆、カラーの筆ペン、インク、画用紙の種類などいろいろなものを教えていただいた。鈴木先生は、いろいろな画材や材料を知っているが、その画材や材料を効果的に使うためにかなり研究をされていた。
 刷毛もたくさんあった。特に気に入ったのは、持つところが長い刷毛。書道家が大きな紙に大きな文字を書くように、体全体を使わないと使えないし、そうやって描くことがとても気持ちよさそうに感じたからだ。

















 紙の大きさや素材にもかなり工夫をされていた。少し細長いもの、正方形に近いもの、小さいものなど不定形の紙をたくさん用意されていた。黄金分割もいいけれど、紙の形や大きさを変えるだけで、子どもたちのイメージは広がると話してくださった。そして、この紙の準備に相当な時間をかけることも話してくださった。

鈴木先生に次のことを伺った
1 今回の題材を通してつけたい力
 つけたい能力というふうには思っていない。子どもが元からもっているものがすごいという考え方である。子どもがもっているものがステージの上にでてくるように、アシストするような気持ちでいる。
 色や形を通して子どもが決断していく場面を少しでも多く作りたいと思っている。
 今回は、体を使ってほしいと思った。体を動かせばいいというわけではなく、小さく没頭するのも体全体。新しい素材と出会って自分はどうするかと考える時間を作ってあげたかった。

2 授業に大切にしていること
① そのような題材が設定できているかが大前提にあるが、夢中でやってほしい、無心でやってほしい。中途半端なおしゃべりはだめ、真剣勝負で図工室で活動していってほしいと思っている。
② 材料や素材、用具を大切にしてほしい。
③ 友達、自分の表現を大切にしてほしい。

 「どういう風に感じるの?」「考えてごらん」というような、子どもが自分と向き合うような言葉がけを多くされていたように感じた。そのことについてうかがったら、「一人一人違うので、尋ねることで少しでも開いてくれたらその子のイメージが確認ができる。見ただけでなく、もっとすごいことをいっぱい思っているし、考えているので、そのきっかけがほしくて子どもと会話をしている。」と話してくださった。

3 子どもたちに伝えたいことは
 チャレンジ。試すことも必要だが、とことんやる。いい感じを見付けるために、チャレンジ。
 以前教えた2年生の子が、ダンボールでつんでつんでとても大きなシンボルタワーをつくった。その作品が仕上がったとき、その子が「先生、手が動いて止まらないよ。鳥肌が立つよ。」と言って自分のほっぺを両手でぱんぱん叩いていた。その時が、新しい自分を見付けたとき、新しい自分になったときだと思う。それが、チャレンジだと思う。
 ぬりたくって、失敗したら、もう一度つぶしてやる。そのくらいの気持ちでないと、そんな簡単にはできない。

4 図工室経営で大切にしていること
①子どもが試す時間を保証すること。子どもが何かをするまで待つ。
②失敗しても大丈夫という尊厳を保証すること。
③自分と目の前の子どもたちの題材を開発し続けていること。
 例えば、いいアイディアだと思って、そのアイディアをまねしても、自分が教えている子どもとは同じようにはいかない。それは、その先生と自分が違うから。だから、目の前の子どもたちと何ができるかを考えていくしかないし、それがすべてである。目の前の子どもたちと何ができるかを一生考え続けていくことだと思うと話してくださった。

5 先生にとって図工とは
子どもから元気をもらうこと。子どもから力をもらうこと。

6  造型遊びの評価はとても難しいイメージがあるがどうか。
 型遊びの評価は、その子が何をしているのかにどこまで寄り添えるかで評価できるのではないか。
評価ができないということは、子どもがやっていることを先生はちゃんとみてとっているのかなというふうに考えられる。
 造型遊びのねらいの4観点の評価の中で、どんなことを発見したり、作り出したりしているのかを常にその瞬間を写真に撮っておけば、十分評価できるのではないか。
 大がかりのやるのが造型遊びと考えるのではなくて、今回やった題材「心にさく花」も造型遊びでもあるし、並べたり、積んたり、つなげたりしていく中で、その子がやりたいことを見付けていくのが造型遊びだと思うとのことだった。

 お話をうかがっていて、鈴木先生は、常に子どものことがまず1番にあって、子どもをすごく大切にしていることがとてもよく伝わってきた。また、鈴木先生は学校の研究主任もなさっていた。図工以外の仕事でも学校に貢献することは、図工に対する理解にもつながっていくのだと思った。
 
 今の子どもの生活はとても忙しい。前のめりで生きている感じがする。だからこそ、悩んでもいい時間、待つ時間、そんな時間を大切にしていきたいというお話も印象的だった。
[PR]
# by hita61 | 2010-07-16 15:30 | 小学校
 7/1(木)に、東京都目黒区立五本木小学校の鈴木陽子教諭の授業を見学させていただいた。鈴木先生も、小学校学習指導要領解説図画工作編成作成協力者になっている先生である。
 1・2校時の6年生の授業を見学させていただいた。その後、3・4校時、給食時と、貴重な時間をたくさんさいてくださり、お話をしていただいた。

 題材名「心にさく花」2時間扱い
 一人1枚、全判の白ボール紙に、感覚や気持ちを生かして思いのままにかくことを楽しみながら、自分のかきたいことを見付け、表し方を考えて表す活動であった。

 鈴木先生は、導入で次のような話をされた。
 「色は、人間の感情とか心の状態を表す。『好きな色』と、とって持っていくけれどそれは、その時の心の中で起こっていることとか、起ころうとすることとか、心が形として表れるのだと思う。 
 今日は、思いのままに色を塗り込めてみたり、じっくりかいてみたり、いろいろ遊んでみてください。自分の筋肉が動いていると感情がわき起こってきたり、脳がどんどん動きます。だから、まず色で遊んでみてください。でも、そこに表れた色や形は、みんなの楽しむ感情が乗り移ったもの。だから、そこには、みんなの心の中に咲いている花が表れるのではないかと思う。」
 「じっくり、じっくり動かしてみて。チューリップなどの花をイメージするのではなく、まずは思いのままに色と戯れる中で花を見付けて。だから、この世に咲いていない、見たことのない花、世界が広がっていくと思う。体を動かしながら、色を塗り込めていく中で見付けて。」

f0236373_0213874.jpg
 私は、一人の男子をずっと見ていた。たくさんの色の中で、さっと青を選んだ。そして、持ち手が長い刷毛で、線を描いた。次に緑で青で描いたのと同じように線を描いた。そのあと、筆や色、描き方(くねくねの線、点、垂らす、自分の描く位置を変えて描く)を変えて描いていった。
 青い絵の具を選んだときは、感性を使っているという感じだった。でも、活動が進むにつれ、色を迷う時間があったり、筆を変えて少し描き、また筆を変えてみたり、四隅に同じ線を描いてみたり、線対称になるように色や線を描くなど規則性が出てきたりした。また、少し離れて絵全体を見るようなこともしていた。明らかに、始めよりも考えながら活動していることがわかった。だから、始めは、「感性を使っている」と感じたけれど、後半は、「感性を働かせている」感じがした。
 感性は、考えなくても使うことはできるけれど、感性を働かせることは、能動的で、意欲がないとできない。
 今まで、「感性を使っているであろう場面」と「感性を働かせているであろう場面」を同じようにごちゃごちゃにして使っていたけれど、今回の授業見学からその違いを学ぶことができた。
 「6/24(木)東京都町田市立町田第四小学校①」では、感性を働かせるためには、活動が広がったり、深まったりする題材設定が大切と感じた。今回の見学を通して、自分自身と向き合う時間も必要だと思った。

 鈴木先生は、「心」をとても大切にしていた。鈴木先生は、その子が自分の心と気持ちと向き合うような言葉かけをたくさんしていた。
 授業は、とても静かな雰囲気で行われていた。子どもたちそれぞれが、自分の世界に入り込んでいるようだった。また、先生が使って見せなかったローラーなども必要に応じてどんどん使っていた。すぐ使えるような場であることや、普段から自分で画材を選んで描いているから、そのようになるのだと思った。それは、子どもたちが自由にできるという安心感があるから、成り立っていることだと感じた。
[PR]
# by hita61 | 2010-07-13 00:30 | 小学校
f0236373_23122936.jpg
 「ムサビる」の全体会議があった。ムサビるは、8月7日(土)、8日(日)に東京都東大和第二中学校を美術館にしてしまおうというプロジェクトだ。5月末から学生が実行委員会を立ち上げ、企画会議や全体会議、ランチミーティングなどを繰り返し、当日に向けて準備をしている。
 29日は、出品者が作成した作品の企画書をもとに、展示計画も練られていた。企画書をみたら、楽しくてわくわくしてきた。そうしたら、当日がとっても楽しみになってきた。ムサビ生は、本当によくがんばっていて、すごい。こういう経験をした学生が先生になったら、きっと、外にも目を向けられて、子どものためにすごくがんばれるのだろうなって思った。

 東大和第二中学校の美術科の未至磨先生もいらしていた。学生がやりたいことは、学校で可能かどうかなど一緒に考えていた。
 
 会議が終わってから、未至磨先生に話をうかがった。

1 どうしてムサビるをやろうと思ったのか。
 子どもたちは、果たして本当に感動しているのかという疑問から始まった。美術が好きなのかな、楽しいのかなと考えた。そして、子どもたちにもっと美術の広がり、楽しさを味わわせてあげたいと思った。美術館につれていくこともしてみたかったけれど、東大和市には美術館もなく・・・。そう思ったとき、じゃあ学校を美術館にすればいいと思って、ムサビに協力を依頼した。それが、5年くらい前のこと。

2 昨年、ムサビるをやって、生徒に何か変化はあったのか。すぐにすぐ結果に結びつくようなことではないことや、数値でははかれないものであることは、十分に承知していたが、私としてはやはり気になるところであった。
 ①空気や空間を感じ取ろうという気持ち、感覚で感じ取ろうという気持ちをもつようになったことは感じられる。
 ②よさや感動を人に伝える、人との関わりをもつ力がついてきている。
 ③美大生の存在が、新鮮で、刺激的で、親近感をもち、表現への意欲がわいたのではないか。
 ④レポートを提出させたが、たくさんの量が書かれたいた。レポートから、感じ方が多岐にわたっていて、心の琴線に触れたのではないかと思う。
と話してくださった。

3 大切にしていることは。
 「心をこめる」ということ。時間をかけて、心をこめてつくったものは、誰かの心に届く。そして、そうしてつくったものは、自分の心にも残る。人間が作るものだから心はこもっているべきだと思う。と子どもたちに話しているとのことだった。

4 先生にとって美術とは
 プロフェッショナルでありたいもの すきなもの こだわりをもっているもの 人にはゆずれない部分があるもの
 自分と向き合うことを通して、自分に自信をもつこと。自分のよさ、自分自身を知ること。
 それは、絵がうまいとかそういうことではなく、赤が好き、細かい作業が好き、粘土の作品にはこだわりがある、色はきれいぬりたい、など自分のいろいろな面を探していくものだと思う。物をつくることは自分を見つめることではないのかなとも話してくださった。

 「心をこめてつくったものは、誰かの心に届く。そして、そうしてつくったものは、自分の心にも残る。」が印象的で、使いたくなる言葉だった。
f0236373_821953.jpg

[PR]
# by hita61 | 2010-07-10 00:22 | 武蔵野美術大学
f0236373_15192050.jpg 授業終了後も、貴重な時間をたくさんさいてお話をしてくださった。
 絵の具は、金属のマグカップに入れられていた。マグカップを使う利点は、子どもが持ちやすいということ。






図工室のベランダには、傘の長細い袋を使って色水遊びをしたものが飾られていた。傘の袋はこんな風にも使えるのだなと思った。水道のところには、ヨーグルト(?)の入れ物に色水を入れて並べられていた。子どもが色水の配置換えをよく楽しんでいるそうだ。
f0236373_23385151.jpg
f0236373_23352351.jpg

その他にも、トイレットペーパーに凧絵の具を水でといたものをしみこませたものもあった。すごくきれいだし、トイレットペーパーなら、心置きなく大胆に使えそうだし、いろいろな使い方ができそうだと思った。また、凧絵の具を洗濯糊で溶いたものは、食器用洗剤の容器に入れられ、子どもが使いやすいようになっていた。
f0236373_234826100.jpg
f0236373_1524443.jpg



岡田先生に次のことを伺った。
1 授業で大切にしていること
 その活動を通して、夢中になる中で能力を付けていくこと。また、人間関係を築いていくこと。

2 図工室経営で大切にしていること
 広さを生かしてのびのびと活動できるようにすること

3 先生にとって図工とは
 自分の外にあるもので、自分や子ども、いろいろな人のかかわりの中にあるもの。
 学校でやる図工は、色や形など造形的なものを通し、人と人との関わりの中で、自分はどうしようかなと考えていくことができるから、コミュニケーションの道具。
 自分の中に何かがあるのではなく、何だろうって考えることや、聞いたり、話したり、人とのやりとりの中で、何かが生まれてくるものが図工なのではないかと思っていると話してくださった。

 それから、図工の時間は、自分の好きなことができた、やりきった、子どもたちにとっていい時間、自分のことを好きになれる時間、自分のことを自分で認められる時間で、その中の環境として先生がいる。子どもが子どもの力でどんどんやっていって自分でいい環境を作り出しているのに、その時にいた図工室とか、図工室にいた岡田先生がいい印象になっていくからおもしろいね。図工室だと自分はできるんだというように。子どもにとって教室が変わって違うことをすることも大切なのかもしれないとも話してくださった。

 その他にも、専科だからこった設定はできる。でも、こった設定でも、シンプルな設定でも、子どもが発揮する能力に差はないのではないか。どこをどうどればよいか、精選し、そぎ落としていけばよいのではないか、シンプルな方がわかりやすい、とも話してくださった。
 私は、今までに、いいのはわかるけれど、こんなに自分にはできないと思った授業に出会ったことがある。図工に全精力を注げない学級担任として、「シンプルな設定でも、子どもが発揮する能力に差はないのでは。」という言葉は大変励みになった。

 岡田先生が取り組んだ他の題材も紹介してくださった。新座市立八石小学校の田尾先生の実践と同じように先生のアイディアが満載だった。そして、「これなら私にもできるかも。」と思えるものが多かった。いろいろな教科を教えなくてはいけない学級担任には、私が思った「これなら私にもできるかも。」「やってみよう。」というのが必要で、先生がそう思うことから図工が広がっていくのだと思う。岡田先生の「やってもらえるのが一番!」という言葉も印象的だった。

 ねらいをシンプルに
 例えば、校舎から見える風景をスケッチする時。物の向こうにも物があることに気付いてほしければ、「向こうには何があるかな?じゃあ、見てみてね。木の向こうに、木があって、マンションがあって・・・。」
 ねらうことはいろいろあるけれど、今日はここっていう風にしてあげると、子どもが広がっていく感じはする。ちょっとずつ、ちょっとずつそうしていくと、すごく楽しい世界が広がっていく感じがする。
 
 環境を整えることが教師の仕事
 教師は、子どもが描きたい、やりたいと思ったことを支えてあげる、その環境を整えることが仕事。「〜したいのに、〜がうまくいかない。」これも大切だが、これが大半になると題材としてはだめ。提案も、〜してみない?と提案して、その後は子どもが考えることを想定して、授業の組み立て方を考えている。
 例えば、子どもがスケッチをする。6年生なら、細かくスケッチした線を残して描いていきたいだろう、ならば、スケッチした線をアクリル絵の具でかけば、水彩で色を付けたときにじまないで子どもは描いていけるだろう。と言うふうに考えていくとのことだった。
[PR]
# by hita61 | 2010-07-09 15:39 | 小学校
 5・6校時は、3年生 題材名「なかよしペタペタかたつむり」
これは、ダンボール片で型押しする感覚を体全体で感じる。そして、思い付いた方法を試しながら表したいことを見付け、かたつむりの世界を描くことを楽しむ活動であった。
 普段、4〜6年生の授業をもっているそうだ。1〜3年生は、年間を通して数回ずつ出るようにしているとのことだった。今回の3年生での図工は、2回目だそうだ。

T「今日は、こういうことをします。見ていてね。(ダンボール片で、焦げ茶色のアクリル絵の具をスタンプする)(やりながら)さあ、何でしょう?」
S「なるほど、木をつくる?」「トライアングル」「迷路」「ロールケーキ」「うずまき」「なると」「かたつむり」「あっ、やっぱりかたつむりだ。」
T「さあ、なんでしょう?」
S「かたつむり!」
T「歌、知ってる?せーのっ」
S「♪でんでんむしむしかたつむり〜」
T「みんなが言ってくれたのは、かたつむり(かたつむりと書いた画用紙を黒板にはる)。先生がやったのは、ぺたぺた(ぺたぺたと書いた画用紙をはる)。そして、今日やるのは、(なかよしと書いた画用紙を黒板にはりながら)なかよしのぺたぺたかたつむりの絵を描いてもらいます。」
 「先生が、こうやって描いていくのを見ていた?今日はこうやってやりながら、なかよしのぺたぺたかたつむりを描きます。なかよしだから、2匹でも、3匹でも、10匹でも、100匹でもいいよ。」
S「じゃあ、点にすればいい。」
T「あ〜、今いいこと言ってくれているね。こうやって描いてもいいし、こうやっても描いてもいいし、点にしても描けるね。ダンボールで描きます。」
T「さあ、そこで、質問?」
S「色をつけてもいいですか?」
T「いい質問だね。色は、後で特別なものでぬります。」
 「じゃあ、先にちょっとだけね。色は、チョークみたいなものでこうやってけずりながらつけます。」
S「かたつむりの模様をかいてもいいですか?」
T「いい質問だね。模様は、色でもかけるし、茶色いのでも描けるね。どっちでもいい。後でも描けるよ。」
S「たまごを描いてもいいですか?」
T「いいよ。」
S「風景とか描いてもいいですか?」
T「風景とか、周りのようす?いいよ。何を描こうと思ったの?」
S「はっぱにのっているところとか。」

S「どうやって描いていけばいい?」
T「先生は、(かたつむりのうずまきの)真ん中から描いていった。」

T「ダンボールは、(見せながら)こんな大きさもあるし、こんな大きさもあるし、ちょっと薄いのもあるよ。まず、1枚持っていきます。あ〜、取り替えたいなと思ったら、また1枚持っていってください。」

 質問しながら、子どもたちのイメージが広がっていくことがわかった。
 向かい合っているかたつむり、同じ方向をむいているかたつむり、親子、友達、兄弟、2匹、9匹、いろいろなかたつむりをダンボールでスタンプしながら描いていった。天気がいい日、小雨、大雨。切り株の上、宙に浮いているもの、葉っぱの上。
 子どもたちは、スタンプの技法を楽しみながら、あっという間に仕上げてしまった。しかし、ただぺたぺた押すのではなく、1回押して、次はどこに、どの向きで押そうかと、1回、1回考えながら押していることがわかった。また、絵の具を付ける分量、スタンプを押す力加減等を試して、考え、試して、考えを繰り返しているように見えた。この場面で、構想の能力や創造的な技能を使っているのだと感じた。

 このような場面は、普段自分の授業の中でも見られることだ。大切なのは、子どもをちゃんと見るということ。ちゃんと見るとは、誰が何をして、何に気付き、どう工夫し、何を発見し、どう変化し、どう広がり、またはどう深まり、子どもの活動の意味、価値を見いだすことだと思った。この部分が、教師の仕事で役割のひとつで、とっても重要なところだと思った。

 着色は、コンテパステルを、ぼかし網で削り、粉を指でこすっていく。混ざった色の美しさに感動する子、とにかくたくさん色を混ぜることを楽しみ新しい色を発見する子、かたつむりのぐるぐるの部分を分けて、カラフルにする子、偶然つけた色が夕日みたいだったからと夕方の設定にする子などそれぞれが自分の方法で着色を楽しんでいた。

 次時では、希望者は凧絵の具を洗濯糊でといたものも使って着色していくそうだ。

 岡田先生の話から(本時について)
1 始めに先生がかたつむりを全部描いて見せたことについて
 ある程度決められた中で活動していくと子どもたちは、安心して能力を発揮できるとのことだった。先が見えていていることで、安心して工夫ができる。
 「真ん中に描いて、大きく描いて」という指導もあるが、画材が決まっていて、かたつむりを描くことも決まっていて、さらに、描く場所や大きさまで決めてしまったら、子どもが選択するところがなくなってしまうとおっしゃっていた。

2 かたつむりを真ん中のぐるぐるから描いたことについて
 中心から描くことで、大きさを考えながら描くことができるとのことだった。f0236373_2016169.jpg
f0236373_11415260.jpg

[PR]
# by hita61 | 2010-07-08 20:23 | 小学校
 6/24(木)に東京都町田市立町田第四小学校の岡田京子主任教諭の授業を見学させていただいた。岡田先生は、小学校学習指導要領解説図画工作編作成協力者になっている先生だ。
 授業は、3時間目から6時間目までの計4時間、2時間ずつの2学年2クラスの授業を見学させていただいた。
 3・4校時は、第4学年 題材名「しろいいし」
これは、「子どもの絵の見方」(奥村高明 著 東洋館出版社)にも掲載されていた題材だった。これは、校庭で白い石の似合う場所を探し、写真に収める活動だった。活動を通して美しさを感じ、いつもと違う見方で材料や場所に目を向けることを楽しむ活動であった。
 私は、①子どもたちが感性を働かせているであろう場面を見付けることと②先生の言葉によってどう子どもたちの活動が広がっていくのかを見たいと思った。

 ① については、1つのグループを見ていた。まず、場所の特徴から発想し、それを表現し、形にしたものからまた発想し、表現しと、発想、表現、鑑賞を繰り返して活動が広がっていく様子がよくわかった。そうやって見ていくと、子どもの活動すべてにおいて感性を働かせているように見えて、ここで感性を働かせているという場面を取り出すということは、子どもの活動すべてを取り出すということになるのではないかと思った。だから、ここが感性を働かせている場面と突出して抜き出すことは難しかった。
 ただ、感じたことは、活動が広がったり、深まったりしていくことが、感性を十分に働かせていることにもなると思った。だから、活動が広がったり、深まったりするような題材設定が「感性を働かせながら」につながると思った。

 ② については、ずっと、岡田先生の後をついていたわけではないので、そのよう場面に出会うことができなかった。しかし、岡田先生は、「いいねぇ。」「おもしろいね。」ということはたくさん言って、子どもたちの活動や気づきを評価していた。その評価で、子どもたちが自分の活動の価値を見いだし、新たな場所との関わりを見付ける子もいれば、一つの場所で活動を深めていく子もいた。

 授業終了後、②の場面について伺ったら、今回は、言わないようにしたとのことだった。それは、言った時点で先生のイメージになってしまうからだとのことだった。今回のねらいは、いつも見ているものでも見方を変えるともっとすてきで、おもしろい場所になることを発見してもらうことがねらいなので、そのようにしたとのことだった。

 今回の活動の中で、カメラが使用されていた。カメラで撮影して、後で見ることは活動の良さを子ども自身が気付く手立てにもなる。撮影している児童の様子を見ていると、同じものを撮影しても、下からなのか、近くでなのか、などどこから撮るとよりよく撮れるのか考え、試していたことがわかった。写真をとることで、そこに自分の気持ちが映るのだと感じた。
「始めよう、カメラの授業!」(発売元ピエブックス)を見たときも、とてもおもしろいと思ったが、実際に子どもが思考をめぐらせているようすを見るともっとおもしろくなった。

 また、子どもが石に合う場所を探す様子もおもしろかった。場所の形に目を向ける子、素材に目を向ける子、色に目を向ける子、その場所の価値に目を向ける子など、一言で場所と言っても、その子なりのいろいろな場所のとらえ方があるのだと改めで感じた。
[PR]
# by hita61 | 2010-07-06 14:01 | 小学校