図工について考え、これから勉強していこうと思っている小学校教師の日記


by hita61
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 新座市立八石小学校の田尾先生の授業を一日参観させていただいた。1時間目から4時間目までの6年生2クラス合同の写生の授業だった。写生場所は、黒目川。私が読ませていただいたちょうが町を旅するメール集の場所。
 授業中は、田尾先生が、子どもに何を語り、どのような支援をするのかという視点で勉強させていただいた。授業後は、開発した題材や考え方などたくさんの時間をさいてお話していただいた。田尾先生のアイディアには感動させられた。身近なものを使ってこんなにも子どもの活動を広げられるのかという題材をたくさん紹介していただいた。また、写生会の最中には、子どもへの支援の仕方を勉強させていただくだけでなく、絵の具用のぞうきんがない子の絵を自分のポケットから出したハンカチでふいてあげる田尾先生のやさしさにも感動した。

田尾先生との話から①

1 写生会についてf0236373_20251210.jpg

(1)児童に始めに言ったこと
・ 黒目川を描くよ。川でも橋でもいいし、川でなくてもいいよ。
・ 自分がいいなと思ったこところを見つけて描こう。

(2)使用した描画材
 鉛筆、水性顔料インクのペン 0.5mm、水彩絵の具

2 支援の仕方
(1)描画材の使い方について
・ 鉛筆で、「こんな感じ。」というようにイメージを簡単に描こう。見通しがついたら、ペンで描こう。心配な子は、鉛筆で全部描いてから、ペンにしてもいいよ。でも、その時、鉛筆の線をなぞるのではなくて、描くものを見ながら描こう。鉛筆の線と違っていいんだよ。

・ ペンはゆっくり使おう。ゆっくりかくと自分の線になるよ。

・絵の具の使い方について
(ア)水の量によって、描きやすさ、描きにくさがあることなどをやってみせる。水の調節をするためには、ぞうきんが大切。
(イ)灰色の作り方、絵の具の使い方の指導
  パレットの上で、黒の絵の具を筆で少しずつのばす。
  その伸ばしたものを使って、白と混ぜながら灰色をつくっていく。
  ちょっと紙につけてから、本物と比べさせる。
(ウ)給食のトレーのようなものをパレットにすると使いやすく、片付けも早い。

・筆の使い方→描く感じで筆を使おう。

・ 絵の具で色をつけるとき→どこからぬりたい?どれからぬりたい?

・葉は細かいから、川から塗っていこう。乾いたら葉っぱを塗る。

・ 水の色は、自分で考えてごらん。

・ ゆっくりぬってごらん。濃いところと薄いところをがあるけれど、これでいいよ。

・ 雑な塗り方の子に対して
 やってみせて、先生とどこがちがう?きれいにぬろうと思ってやっていたの。きれいにしようと思いながらやる。
・もうちょっと工夫しようよ。どんな気持ちでぬった?色を描き分けてごらん。

(2)ものの見方について
・ 車だって、自転車だって、走っていたって、見た方に向かっていくでしょう?だから、絵も同じ、描こうと思ったものに体を向けて描こう。見ているものそのものが絵になるよ。

・ 葉を一本の線で脳波みたいに描く子に対して
 近くの葉を触らせ、上の方はくいっと曲がっていることに気づかせる。いろいろな形になっていることに気づかせる。近くの物で気づかせてから、遠くの葉も見せて、遠くの葉も上の方が曲がっていることなどに気づかせる。
そうすると、子どもは自然とよく見て、脳波みたいに描かなくなる。

・ 物をよく見させ、どんな風に見えるのかかいてごらん。

(3)言葉がけについて
・ その子のレベルにあった指導をする。

・ どういう風に描きたいの?なんでそう思うの?など児童と対話をして、児童が必要としているものを具体的に話す。

・ 何がたりないのか。どうすれば、納得する絵になるかを考える。

・ 紙のまま→何もないということだよ。(その子のレベルに合わせて)

・ 描きたい物がなかなか見つからない児童→見つかるまでほっておく。
                    探している時間は、考えている時間。
・ 空間がたくさんある絵について
・  一つずつ認識していると、一つずつの絵になるのではないか?

・ ないものを描いてもいいよ。あるものをけしてもいいよ。


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by hita61 | 2010-06-05 19:45 | 小学校